実は5月26日から約2箇月半の間、リュック1つで世界13カ国を旅してきました。
小学生の頃から外国語に関わることがあり、大学も留学に行きやすい大学に進学するもコロナの影響で留学に行けず、アルバイトばかりしていた生活。
就職活動をして内定を3社貰うも全て辞退。心の奥にあったのは「海外に行ってみて世界に友達を作りたい、たくさんの人生観を知りたい」。
不安な想いしかなかったですが、大切な人の一言が背中を押してくれました。
「人が羨むくらいバカになれ」
令和5年4月4日に出発の覚悟を決めて、10日後にリュックを買いに行き、海外で利用できるクレジットカードや行きの飛行機の切符を購入。そして5月26日に東京へ、6月1日に日本を飛び立ちました。
東南アジアを陸路で渡り、次の行く先はヨーロッパ。バスで27時間の移動や言葉もわからない中の移動。1人で行ったとは思えないくらいたくさんの友達ができて、目標の100人を越え120人の友達ができたことが本当に財産。毎週言語が変わる中だったけど人生の中で知らない事を知っていくことのワクワク感が本当に刺激でした。
1日2万5千歩を毎日歩く。
知らない土地での野宿。
洗濯はビニール袋に粉洗剤を入れての手洗い。
野良犬に追いかけ回される。
朝飯に命をかける1日1食の日々。
ホテルをご馳走してもらう。
現地で仲良くなった人の家での宿泊。
タイのムクダハンでクレジットカードを無くす。
ドイツでライン川を見ながら絵を描く。
この旅を始める前は不安しか無かったけど、最初の一歩を踏み出して良かった。世界から帰ってきてまだ旅を終わらせたく無くて、成田から横浜、海老名に移動して国内ヒッチハイクスタート。最初に乗せてくれた兄貴達が静岡に行くから乗ったけどまさかの富士山に行く人達でそのまま弾丸登山。
成田、静岡、愛知、大阪、兵庫、岡山、広島から地元へ。
お腹が空いていないか心配してサンドイッチをくれた人や、「うちの会社に入らないですか?」と声をかけて下さる方。世界、全国のみんなの優しさに触れさせてもらえました。
旅の途中に日本から無事を確認してくれた友人や連絡をくれた人生の先輩方には本当に感謝しかないです。旅の出発や経過を SNS に載せなかった理由はシンプル。
挑戦できるかわからなかった。
SNS の為に旅をしたくなかった。
それでも今日投稿したのは帰国後にヒッチハイクの車の中で旅の話を聴いてくれた人や地元に帰って話を聴いてくれた人が「あなたのおかげで背中が押されたよ」と言って下さったり、「いまの時代だから発信してみたら?」を言って下さって背中を押してくれたから。
僕の英語は中2レベル、切符の買い方もわからずリュック1つで世界に行きました。本当にどうにかしようとする想いさえあれば、どうにかなると実感しました。また、やりたいことを口に出さなくても発信しなくても大丈夫です。本当に実行できてからでも大丈夫です。
海外の多くの人から言われた。「日本人は人の目を気にしすぎだと思う」、「日本人は優しすぎる」。
逆にこの質問は出発前から常にしてきました。「あなたが僕の年齢(23歳)に戻れたら何をしたい?」。口を揃えて言われました。「世界をもっと見てみたい」、「あなたのようにリスクを取って行動したい」。この旅を全員に肯定をしようとは思っていませんが、もしこの旅の投稿をみて何かのきっかけになれば嬉しいです。
世界は広いけど遠くは無かった。
挑戦がどんな挑戦でもいいです。
部屋を片付ける。
誰かの為に料理をしてみる。
将来の為に資格の勉強をしてみる。
基準を他人と比べないで今この瞬間を見て。僕は人は生きてるというよりは、多くの人や現象に生かされていると思います。世界のみんな本当に有難うございました。